【1】太陽光発電システムの仕組み

太陽光発電システムの構成

当たり前の話ですが、太陽光発電システムはパネルだけではありません。
パネルの他には接続箱、パワーコンディショナー(パワコン)、各種ケーブル等が必要になってきます。
設置費用という意味では、当然工事費もかかります。

簡単な構成図はこんな感じです。

↓クリックすると大きくなります↓
solar_system.jpg

・太陽電池
屋根に取り付けるパネルですね。実際には、パネルを設置するための骨組みも必要となります。また、この骨組みは屋根の形状によって種類があり、値段の差が発生します。

・接続箱
数枚のパネルからの直流電力をまとめます。

・パワーコンディショナー(パワコン)
得られた直流電力を交流電力に変換し、使用設備に送ったり、余剰分を電力会社に送ったりします。

その他、オプションとして計測装置(発電量等の情報を知るための装置です)を設置している家庭も多いですね。

【1】太陽光発電システムの仕組み

シミュレーションの第一歩

太陽光発電システムの導入を考えておられる方は、まず、「ペイするのかな」というところが気になると思います。

実際には、色んなパラメータを考えていかないといけませんし、それぞれについての理解もある程度必要になります。

もちろん、このサイトではそういうややこしそうなことを簡単に説明していきます。

そこで、まず、ペイするかどうかの基本が、前回まで説明してきた売電と買電です。

前回の例を使って、ごくごく簡単なシミュレーションをしてみましょう。

売電価格:24円
買電価格:24円(昼間)/17円(夜間)


【ケース1】
1日に15kWの電力が太陽光発電システムから得られたとします。
昼間に15kWの電力を消費して、日が沈むと同時に寝てしまいました(夜間の消費電力はゼロ)。

『太陽光発電システムは電気を貯めない』の回で説明した通り、システムから得られた電力はリアルタイムでしか使えませんので、この場合は得た分を使っただけ、となり、売電も買電も発生しません。
つまり、売電価格や買電価格がいくらであろうと関係のない結果、となります。

まあ、現実にはこういうことはないですけどね。


【ケース2】
1日に15kWの電力が太陽光発電システムから得られたとします。
昼間に5kWの電力を消費して、日没後、夜間に10kWの電力を消費しました。

得た電力=使用した電力ですので、一見、差し引きゼロに見えますが、ここが勘違いしやすいところです。

昼間は、
得た電力(15kW)−使った電力(5kW)=余った電力(10kW)
と、なります。

この余った電力を売ることになりますので、
10kW X 24円 = 240円
が売電によって稼いだ金額となります。

夜間は得た電力は0kWで、消費した電力が10kWですので、この分を電力会社から買わなければなりません。
10kW X 17円 = 170円
となります。

この一日のトータルは、240円−170円=70円の儲け、という結果になりました。


実際には、例えば昼間に途中から雨が降ったので、昼間の買電価格24円で数時間分の電力を買った場合・・・なんてことになるとまた結果が変わってきます。

そうなると、とてもややこしい話になりますので、実はこの部分のシミュレーションは過去の平均日照時間を用いて計算することになります。

ですが、売電と買電の考え方について理解していただくために、今回は簡単なシミュレーションをしてみました。

損する場合はあり得るのか

さて、それでは売電と買電の関係を考えるときに、損する場合はあるのでしょうか。

つまり、

『売った電力の総額』<『買った電力の総額』

となることがあるかどうか、ということです。

どういう期間で見るかによりますが、例えば1日単位で見ていけば、当然、損する日もあります。

1. 1日中雨が降って太陽が出なかった日
2. 太陽が時々出たけれど、家でずーっと電力を大量に消費した日


そりゃーそうですよね。

一日だけを見た場合、発電するよりも使う方が多ければ、売電価格よりも買電価格の方が上回ってしまいます。

ですが、読者の方のほとんどは「トータルで、得するのか損するのか教えて欲しい」という方なのではないでしょうか。

単純に、一年間トータルの売電価格と買電価格を比べた場合、おそらく、得することになると思います。

個人的には必ず得をする・・・と思っていますが。
そうでなければ、高いお金を出して太陽光発電システムを設置しようなんて考えないでしょう・・・私のような庶民は特に。

念のために『おそらく』と書いたのは、電力会社によって契約内容やそれぞれの契約によって設定されている価格が異なるからです。

例えば、私が業者から説明された時は、以下のようなものでした。

1kWhあたりの価格です。
売電価格:24円(買い取り制度が変わるので、これが50円になる予定)
買電価格:24円(昼間)/17円(夜間)


パッと見た感じ、得をしそうですね。

では、次回は、この例をベースにごくごく簡単なシミュレーションをしてみます。

タグ:価格 買電 売電
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